空気圧縮機

空気は圧縮されると常に加熱されます。空気は、オイル潤滑式圧縮機では約100 °C に達し、オイルフリー圧縮機では200 °Cに達します。空気サイドと冷却液サイドにある大きな流量の違いは、このアプリケーションにおいては、これまで非対称のシェル&チューブ技術が支配的であったことを意味します。しかし、今日では、スウェップ社のブレージングプレート式熱交換器(BPHE)を使用したコンパクトな設置をご利用いただけます。同製品は、オイル潤滑式スクリュー圧縮機の周辺温度を10 °C超えない出口温度に簡単に下げます(オイルフリー型圧縮機では、相変わらずシェル&チューブ技術が多く使われます)。油冷装置は、ほぼ全ての圧縮機の種類(ピストン、スクリュー、遠心)で使用され、オイルフリー式圧縮機のトランスミッションオイルにも使用されています。市場を支配するオイル潤滑式スクリュー圧縮機では、オイルが可動部分の潤滑と冷却を行い、空気を冷却します。一般的な2段階スクリュー圧縮機においては、オイルカーテン(またはオイルスプレー)自体が、低圧力段階から空気の中間冷却器の働きをします。カッパーブレージング熱交換器は、最高95 °Cまで機能するすべての種類のオイルに適しています。

当社のBPHEは油/空気冷却器および熱回収に使用されています。当社独自のソリューションには B60, B30 および B35T、並びに100%ステンレススチール製のモデルがあります。このアプリケーションに100%のステンレススチール製BPHEを使用する理由は数多くあります。まず、圧縮機オイルは、高い作動温度での銅による汚染がないため、メンテナンスの間隔が長くなります。また、振動を受ける設置では、ステンレススチール製の疲労特性により、同製品はニッケルブレージングユニットに勝ります。最後に、腐食しやすい環境において作動するのに理想的です。エンドユーザーのアプリケーションには、空圧自動化、エネルギー貯蔵、エアーツール、スプレー塗装、PETブロー成形、電気部品クリーニング用ガスダスターなどが挙げられます。